特集・逝ける映画人を偲んで
決して演技は上手くない永六輔を主役にしたのがよかったと思う。実際に障害を持った人たちが出ていたのもよかったと思う。
特殊学級の子供たちが着てたスモック、やたら将棋の駒の柄が多かった。

主人公＝永六輔さんが自転車に乗って走るシーンで
「あ、この人、二十四の瞳をやりたいんだ」
とピンとくる作品。
永六輔流の教育姿勢が描かれているものの本当に現実的かどうかはいささか疑問かなあ。
当時、出演者のひとり愛川欽也さんがTBSラジオの深夜放送番組『パック・イン・ミュージック』の中で
「俺、永さんに騙されて台詞のない映画に出ちゃった」
と嬉しそうに語っていました。

衛星劇場
2017/07