逃げるし恥だし役立たず

蒲田行進曲の逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

蒲田行進曲(1982年製作の映画)
4.5
京都撮影所での新撰組の初主演となる金岡銀四郎・銀ちゃん(風間杜夫)と大部屋俳優・ヤス(平田満)、女優の小夏(松坂慶子)の物語。映像も演出も脚本も素晴らしく歴史的大傑作。
我がまま放題の銀ちゃんにヤスと小夏が振り回されるが、そこには理屈を超えた愛情と友情があり展開を複雑にしていく。ちなみに時代劇は京都撮影所で現代劇は蒲田撮影所である。本作(芝居)は京都撮影所の物語だがラスト(本当)は蒲田撮影所で締める。このラストが爽快かつ感動的なのだ。
本作の魅力の大半は松坂慶子である。演技もさる事ながら様々な表情を魅せてくれる。