Takato

蒲田行進曲のTakatoのレビュー・感想・評価

蒲田行進曲(1982年製作の映画)
3.5
目黒シネマにて鑑賞。
とにかく役者が常にどなりちらしているのに加えて音楽も鳴り響くので、映画館の音響では高音がキツくて最初は耳がなれず、あとは女性への酷い扱いが続くので、最近の映画に見慣れていると「嘘でしょ?」というシーンが多すぎて乗れない、というか全体的にそういうお話。

観終わってやっと、あぁ、これは『不条理』を描いた悲劇でありシェイクスピアを観ている感覚で観ていれば良かったのかな、と思う。最後はメタで締め括られ、そのような気分を後押しする。今でも活躍している俳優たちの若いエネルギーが身体から迸っているような演技を映画館で見られたのは最高でした。
Takato

Takato