劇場公開当時（2008年）、新宿ミラノ座で鑑賞。

堤幸彦監督作品で、
アイドル映画で、
タイトルからして絶対に面白くない、
少なくとも私は絶対に近づいてはいけない映画だとわかりそうなものなのに、

たぶん、当時の私は株主優待でもらった映画チケットを消化することだけに必死で、時間ができると新宿ミラノ座に行き映画を観ていた。

当時、新宿までの交通費と2時間を無駄遣いしていた自分を叱りたい気分。

映画は、良い役者もいるし、ところどころ面白いけど、やはりダメでした。

記録

KinKi Kids堂本光一主演のTVドラマ『スシ王子！』の劇場版。琉球唐手の極意を得るために寿司を極める〈ウオノメ症候群〉のスシ王子、ニューヨークへ行く。堤幸彦監督のコメディ、ギャグセンスが全振り。豪華キャストだし予算も感じますが何故か漂う〈Ｚ級映画〉感。そのバブリーさが１周回ってなんかエモい🤣（140文字）

＊＊＊＊以下ネタバレあり＆乱雑文＊＊＊＊

サンリオ人気キャラクターのプロフィールを読んでマイリストから見る作品をチョイスするシリーズ（ご興味のない方すみません）。

2023年サンリオキャラクター大賞で27位〈KIRIMIちゃん.〉。2013年デビュー。どこからどう見てもシャケの切り身。頭と体のバランスどうなっているの🙄！？という異色キャラクター。切り身にされた瞬間に「おいしく食べてもらいたい…」という想いにより産まれてきたキャラらしい。初めて切り身になった日が野菜の日（8月31日）であることを気にしているそうな。かまととガールのかまぼこちゃんとはとても仲良し。ペットは“たくわんわん”です。

というわけでマイリストの中で、生魚が出てくるこの映画をチョイス。でも見てすぐに〈寿司〉は〈切り身〉…か？と１ミリくらい戸惑った（つまりは全然関係ないってことです🥳）。

◆あらすじ◆
自然流・琉球唐手を究め自然流究極奥義を体得するために寿司の修業をしている若き天才すし職人・米寿　司（まいづ　つかさ）。師匠である武留守リリーの命にてシャリの極意を学ぶためアメリカ・ニューヨークにやってきた司は、そこで寿司店〈八十八〉を開くシャリの達人・俵　源五郎に弟子入りする。シャリについて１から学び直す司だったが〈八十八〉を立ち退かせようとするマフィアのペペロンチーノ一味の嫌がらせを受け、その抗争に巻き込まれてしまい…。

❶琉球唐手を極めるために寿司を極める！スシ王子、ニューヨークへ行く

KinKi Kidsの堂本光一による主演映画。テレビドラマ『スシ王子！』の劇場版です。お寿司が極まれば琉球唐手も極まる。魚の目をみると暴走しちゃう〈ウオノメ症候群〉系男子が主人公のコメディ全振りTVドラマでしたが、どうやら企画は映画が先行だった模様。ドラマはエピソード０に位置し、放送開始前には映画が出来上がっていて、ドラマ放送後に満を持して劇場公開だったみたいです🤔

そのため、ドラマを見ていないとストーリーもキャラもなんのこっちゃ（っていうか見ていてもなんのこっちゃ）。私がドラマMARKでまとめたものを転載すると、

偉大な寿司職人の祖父と父をもつ米　寿司は、寿司職人として英才教育を受けた天才少年。しかしある日、巨大なカジキマグロに祖父と父を殺されてしまう。ショック受けた司は大きな魚と目が合うとビックリして暴走してしまう性格になり、寿司の世界を去る。その後、沖縄の宮古島で琉球唐手の修行に励んでいたが、武術の真髄を会得するには寿司職人を極めることが必要だと気がつき、再び寿司の世界に舞い戻る。そして、次々と放たれる刺客と寿司勝負を繰り広げる…とのこと。

おわかりいただけただろうか🥺

堂本光一演じる主人公の米寿　司は「スシ王子」と呼ばれるのは好きじゃないのに呼ばれると思わず“握りのポーズ”をとってしまう系男子。大きな魚と目が合うと、過去のトラウマから暴走。ちなみに暴走＝覚醒と呼ばれ、覚醒したときの決め台詞は「お前なんかにぎってやる！」。そうすると昼間でも夜みたいに暗くなり、司の物理的戦闘力が向上。そして中丸君が「いよ！スシ王子！」と言ってくれます😊ここまで様式美。

…なるほど分からん🙄

そんな司がシャリの極意を学ぶためニューヨークへ。
今作の決め台詞は「お前なんか　NY（にぎってやる）！」
🐟　➡➡➡➡➡➡　✨🍣✨

自然流琉球唐手の基本の型、【自然流　秘儀　沖縄のウミガメ】を武器に司は日本伝統の寿司と職人の心を守るためマフィアに挑みます。

❷まるで〈Z級映画〉を見ている気分が１周回ってなんかエモい😂

主演の堂本光一に弟弟子で相棒の中丸雄一（KAT-TUN）。他にも釈由美子、伊原剛志、北大路欣也、石原さとみと豪華キャスト。監督が堤幸彦ですが、なんというか…すごく堤幸彦です。ストーリー自体は全く難しくなく、抽象的な感じも全くなし。ライトな分かりやすい部類です。ただ堤幸彦のコメディ、ギャグセンスを全ぶりにしているのでその点で言えばずっと、

😀❓という状態。

そんなお気楽かつ細かいことは気にしないぶっ飛びタッチなのに、唐突な残酷さを突きつけるのも堤幸彦。この感じが…もはや懐かしい。

なんていうのでしょう。豪華なキャスト、それなりにある予算で演出されているのに、見ている感覚が〈Z級映画〉をみている気分。キャストと予算がなくてこの脚本とコメディなら、とても味わい深い愉快な〈Z級映画〉が出来上がっていた気がします🤣面白いかと言われたら生ぬるい気持ちになりますが、なんとなくそれがかつてのドラマのバブリーさを感じるし、エモさすらあって嫌いじゃない😁

スシ・マスト・ゴー・オン( • ̀ω•́ )ｷﾘｯ

とりあえず、29歳くらいの堂本光一が可愛いし頑張っているし（コメディ路線の光一けっこう好き）、25歳くらいの中丸雄一が今と全く変わらなくて驚愕するし、何より司の師匠である武留守リリーがギャルになった姿、石原さとみがとてもキュートです。石原さとみは22歳くらいかな。

🍣🐝「堂本光一の主演といえば（KinKi主演を抜かせば）まぁ『銀狼怪奇ファイル 〜2つの頭脳を持つ少年〜』が印象的かなぁ～と思いますが、インパクトでいうと視聴率が振るわなくても本作『スシ王子!』も強い印象。意外と“いじり”でも「俺に不可能はない」より「お前なんかにぎってやる」の方が本人が口にしている気もします🤣

ちなみにkanacoは生魚が好きじゃないので寿司屋にいったら、かんぴょう巻きとお稲荷さんしか食べないため、本作をみても全然飯テロにはなりませんでした！」　

• #kanaco2024
• #kanacoとサンリオ関係ないよ