光と影のコントラストを美しく見せる絶妙な構図に加え、意味的にも主題に対してコントラストの強い背景を配置し、その画面における主題を際立たせる手法が面白かった。慣性が生んだ殺人と新時代を祝う花火、破壊さ…
>>続きを読むレジスタンスの残党がぽつりと吐く「戦時中のほうが青春だったし良い時代だった」なんてのは、場末のスナックでジジイから発せられる「あの時代はよかった」とはまるで重みが違うし、生き残ってしまった者の末路か…
>>続きを読むアンジェイ・ワイダ監督による"抵抗三部作"の第3作。
1945年5月8日。ドイツ降伏後、ソビエト共産党支配下のポーランド。ポーランド亡命政府からソビエトの要人暗殺を依頼された若い男が、誤って別人を…
『世代』『地下水道』とともに「抵抗三部作」と呼ばれるアンジェイ・ワイダ監督のポーランド映画。イェジ・アンジェイェフスキが1948年に発表した同名小説を映画化した物でアンジェイェフスキはワイダとともに…
>>続きを読む2023.9.2
れんが屋にて鑑賞
1945年ドイツ降伏直後のポーランド。国内軍残党である主人公は、自分たちを裏切った赤軍書記官暗殺の任務を遂行する中で、良心や恋心に苛まれる。
戦争の動乱の中で…
イデオロギーの異なる拡張主義の二大強国に挟まれ翻弄されたポーランドきっての名匠A•ワイダ監督の代表作。
原作で比重の軽いマーチェクに焦点を当て、刹那的に生きる青年の破滅を描く。
クリスティーナが…