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皆殺しのバラードのcatmanのレビュー・感想・評価

皆殺しのバラード(1966年製作の映画)
5.0
1966年公開。先ずスタイリッシュでクールなオープニングがマジ最高。クレジットの出るタイミングがピーター・ガン(マンシーニ)風メインテーマの曲調に同期していてめちゃくちゃカッコイイ。ここの痺れる感じはブリットのOPに匹敵すると言っていいくらい。文句無く殿堂入り。音楽はG.ガルバランツで全般的に劇伴が良い。金塊を東京へ密輸するパートは実際に都心でロケが行われていてビックリ、尺は長くはないが当時の街の様子が鮮明に収められていて嬉しい。全体的に緊張感に乏しい気はするものの、「皆殺し」のシーンはなかなか痛快だし潜入スパイの要素もあって楽しいし、ギャバンが若造に思い切りビンタしたり、組織の大物にもビビることなく凄む様を見るだけでニヤニヤ出来る。アダルティな魅力を放つナージャ・テイラーも素敵。ジャスト100分。
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