狂い咲きサンダーロードのもっぱらパーフェク斗のレビュー・感想・評価

ロックンロール・ウルトラバイオレンス・ダイナマイト・ヘビーメタル・スーパームービー。というのは公開当時のキャッチコピーらしい、暴走族の抗争をコメディタッチで描いている前半から、80年代特有のケレン味溢れるAKIRAチックな展開がたまらない。監督が22歳の頃に、日芸の卒業制作でこの作品を作ったらしいが若者にしかできないエモさと初期衝動に溢れている。悪いことしかしていないのに、どうしてこんなにも爽やかな後味なのだろう。