銀行勤めの男とその2人の娘の話。
家族に言えない秘密があったり、些細なことで警察に保護されたり、母親かもしれない人に会ったり。140分の濃密なドラマだった。そして。嗚呼。そこに着地するのかい。ちょ…
「母殺し」に失敗した娘が死ぬ話、と見せかけて実際には有馬稲子は母の呪縛なんかではなく小津の非常に保守的な家族観からはみ出したが故に彼に殺されてしまったのだと思う。というわけで母娘とか引き揚げとか中絶…
>>続きを読むこの時代の役者さん、有馬稲子や笠智衆、原節子に山田五十鈴とみな表情が良い
もうポスターの有馬稲子で全て持ってかれると言っても過言ではない。
話としては、悲劇的結末ではあるのだろうが、それでも日常は…
■小津安二郎監督作の中で一番好き。
ひたすら暗く、ストーリーもまとまりがないけど…その散らかり具合が魅力的というか。
有馬稲子さんが本当にきれい。
このジャケの表情😣
賛否あると思うけど、この時…
親子の暗い絆がテーマです。
時代背景もありますが、家族という不可分の繋がりを「血縁の呪い」のように、個人に付き纏うものとして描かれます。
現代でこそ血縁関係の力は昔ほど強くないものの、公開当時は分か…
このレビューはネタバレを含みます
パートナーに問題を抱えた家族(父と娘2人)が、母親との再会、次女の死を乗り越えてそれぞれこ生活にかえっていく話。
捨てた家族に未練を残した母親、次女の堕胎と事故死となかなか重い。周囲の人間もひねく…
このレビューはネタバレを含みます
東京物語と表裏一体の傑作では?
タバコを持ってる有馬稲子のジャケ写がオシャレで可愛いなぁという入りで観て、衝撃。
小津作品でこんな暗い終わり方があるのもびっくりだけど、ストーリーよりも構成の緻密さ…
扉の開閉がやたら多い作品なんだけど、上野駅で山田五十鈴が開けた車窓を中村伸郎が閉めるところで「あぁ、終わりか」と思った。その時の明治大学の校歌がクセになる。あと、笑顔が最高な原節子の無表情が最高に残…
>>続きを読む松竹株式会社