日をかなり跨いでしまったが、小津安二郎の誕生日であり命日ということで。
結構集中力が削がれてしまって見落としたところがかなりあるだろうから後々見直したい。今回は評価なし。
ストーリーの緩急をあえ…
暗くて不穏。
家族の日常を繊細な描写で、かつちょっと可笑し味を含んで描く小津の他作品とは一味違う。とことん暗くて、笑いどころなど一つもない憂鬱な作品。
両親が離婚し、男手1つで育てられた姉妹。そ…
暗い。小津映画はこれで5作目くらいですが、ダントツで暗い。そしてこれは野暮と思いつつ、やはり、長い。あと20分は短くしなければ。
とはいえ、同じ場所は執拗なほど同じ構図で撮られ、シークエンスとシー…
とにかく不穏。冒頭粂子のお店で笠さんは春男と志摩半島で心中の話。節子と信欣三の夫婦は一度も同じ画面に収まらないほど冷え切った関係。外は雪。翻訳で食い繋ぐ欣三は『宗方姉妹』の冷たいインテリ山村聰と重な…
>>続きを読む妊娠や母との再会という祝福にもなり得る題材が全て反転した悲劇。襖や畳、雀荘の上り框のような日本特有の「区切り」が関係の隔たりを表出させる。
訃報を伝えた原節子を追って山田五十鈴が外に出て画面から消え…
何だか不思議な映画だった。最初はよくある導入だったが、だんだん雲行きが怪しくなり、室内の独特なライティングのおかげかサスペンス映画のような雰囲気だった。
登場人物の行き場のなさとローアングルで撮影さ…
松竹株式会社