久しぶりに小津の映画を観たけど徹底した独自の撮り方とその美しさに改めて魅了された
恒例の家族愛ではなくて家族の負の側面にここまで焦点を当てた作品は小津のフィルモグラフィーの中では珍しいけど完成度は相…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2023/08/11
山田五十鈴演じる出奔した母と有馬稲子演じるその娘が物語の主軸となるが、結局父親役の笠智衆に目がいってしまう。笠智衆の佇まいと一言一言から滲み出すパパ…
038****
□物 語 ★★★★★ ★★★
□配 役 ★★★★★ ★★★
□演 出 ★★★★★ ★★★
・テ ン ポ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
・喜怒哀楽 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
・ドキドキ ☆☆☆☆☆ ☆…
今まで観た小津安二郎作品に比べると暗くて辛い話だった。
有馬稲子演じる次女明子の苦悩が胸に刺さり、観ていてずっと悲しかった。
原節子演じる姉孝子は優しく寄り添おうとしていて、いつもの原節子だなーと安…
このレビューはネタバレを含みます
あまりにも無惨で陰鬱な内容は、イタリアのネオリアリズモのよう。その演出は濱口竜介やデビッドフィンチャーみたいだ、と思わずにいられない(逆なんだけど)。内容があまりにも斬新すぎて当時まともに評価できな…
>>続きを読む松竹株式会社