すいかのたね

箪笥<たんす>のすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

注:完全にネタバレしておりますので、作品に興味ある方は読まない方が良いかと思います!!!









一応想定の範囲の着地でした。
実はお母さんが生きてて全部やってるのかなと思ったけど、変な深読みだった~。
ファイトクラブ的な感覚も受けましたが、まあ半分脳内妄想、半分は娘さんが思い込みで演じてたみたいなところなのかな?

ストーリー
ネタバレ全開でいくと、両親と娘2人の4人家族にて…お母さんがお父さんの浮気?か、そういう思い込み?をしてしまい自殺してしまう。
その自殺に娘の1人が巻き込まれ…もう1人の娘は気づいて助けられる可能性はあったのに、他者とのいさかいからその場を離れてしまう…残された娘さんは自分を責め、浮気相手?を憎み精神的に病んでしまうと…こんな感じでいいのかな?

病んで…多少?時間経過した段階から話が始まるので、中々分かりづらくはありましたが、まあ映像描写的にも出てくるキャラが見たままの行動をとってるわけではないんだろうなあ~とは思いました。

ちょっと分からなかったのが叔父さん家族との食事。娘さんは完全に妄想一辺倒か、自分の記憶にある他人を投影して話してたのかな~?叔父さん家族の奥さんの発作はガチ発作だったっぽいけど、持病なのかアレルギーか何かなのか?薬は持ってるようでしたが…はたまた死んだ娘さんが発作に関わってた?

ホラー部分
ホラー部分は残された娘の妄想パートと、死んでしまった娘(+母?)のパートの2面ってところでしょうか?しっかり恨んではいると。そりゃあそうですよね、箪笥が倒れてきて、その場面を見てスルーて…しかも臭わせの台詞が結構直球。浮気相手?なのか何なのか、どういう立ち位置の人か分からなかったですが、しっかり女性陣と確執あったんだなあ。

中々引き込まれて面白かったです。私がイメージしたのはレビューの範囲ですが、もっと詳細な考察あるだろうし、読んでおこう~。こういうちょっと複雑な作品も良いですね~!
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