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箪笥<たんす>のAimのレビュー・感想・評価

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)
3.8
良質アジアンホラーに出会えた…!
今まで韓国ホラーはそんなに見てない(?)し、そこまで期待していなかったので、見るのを先延ばしにしていましたが、、、よ、、良い、、、、!!!
映画偏差値低い時に見たらまじで最高だったし怖さはトップレベルに好きだな。
まずパッケージセンスありすぎんかこれ。

コクソンとかグッドナイトマミーとかハイテンションとか好きな人好きだよこれ。ある意味これはネタバレになるのかな。

姉妹と、父と、義母?が洋館?で過ごすことになるが……なんかおかしい……みたいな映画です。んで、なんかタンスが気になる……となる作品。

〜感想〜
◯ホラーとしての雰囲気が良質。
何も起こっていないのに、特にすごく暗くしてるとかいうわけでもないのに、何かとても奇妙。湿っぽい空気感の完成度、劇中の曲とが絶妙にマッチしている。息遣いのみになるシーンや、急な音の使い方が上手い。まーじで怖かった。
◯服や家のセンス。
韓国映画ですが、所謂和洋折衷のような、韓国と西洋とのインテリアや模様のセンスの良さ、シンプルだけど可愛い服……
◯伏線の回収、未回収
序盤の違和感や一瞬のカットの意味が、後半になって回収されていくのは気持ちがい。ただ、ん?と思うところ、全ての情報を提示していなかったり、それが事実だと辻褄が合わない、というような、含みを持たせた感じのラストに持って行っていて、個人的にはでえ好き。コクソンとかそんな感じやんか、それです。

最近見たホラーの中でもダントツで好き。やっぱホラーの黄金期は1990〜2000年代ですわ
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