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ツリー・オブ・ライフのmarichomoranmaのネタバレレビュー・内容・結末

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

宗教や哲学色の濃い作品。評価が真っ二つなのも納得いく。
個人的にはテーマも一貫していて監督のやりたいことや自伝的と言えるストーリーはきちんと描かれていると感じる。
正直途中の「生命の誕生・宇宙の歴史」みたいなシーンでは完全にブラピの存在を忘れていた。なんの映画だっけと。

美しい映像と共に描かれる長男の孤独や葛藤、そういうものがとても切ない。
ジェシカ演じる母が愛情深いのが救い。
主人公が大人になるまで神への疑念、苦悩を抱え生きていたのかと思うと苦しいけど、どうにか決着を付けて行き着いたラスト、混乱を呼びながら安堵も感じる不思議な空間だった。

次男がギターでお父さんを真似て弾いている曲が、クープランの神秘の防壁。心のバリケードがこの瞬間はなくなっているのかな、なんて思ってしまうとてもステキな選曲でした!他、神々しいシーンがたくさん。映像のちからに圧倒された。
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