いやよセブン

ツリー・オブ・ライフのいやよセブンのレビュー・感想・評価

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)
3.0
父親(ブラッド・ピット)は厳格で愛情にあふれているものの、不器用なため子供を叱ることしか出来ない。
母親は優しく、美しいので子供たちの女神のようだ。
長男(大きくなってショーン・ペン)は父親を一人の男として見始め、批判的になるが、弟二人に憂さを晴らす傾向があった。
父親は成功者とは言えず、ストレス発散に家族を使っていた。
そんな家族は父親が出張で帰ってこない日は、母親と一緒にのびのびとした時間を過ごす。
男の子が思春期までを父、母、弟と過ごす日々は、アメリカの片田舎の美しい風景の中で、丁寧にみずみずしく描かれる。
最初の方の宇宙の誕生から生命の起源、連綿と引き継がれてきた生命が今の自分、ということは分からないでもないが、最後はよく分からなかった。
この映画に出資した人たちは、どのような感想をもったのか興味がある。