福福吉吉

ワンス・アンド・フォーエバーの福福吉吉のレビュー・感想・評価

3.0
1965年、アメリカ軍の第7騎兵連隊は北ベトナムに派遣され、ベトナム人民軍と戦闘することになった。この戦闘はベトナム人民軍の圧倒的多数による攻勢により、アメリカ軍は苦戦を強いられていた。その中でも部隊の隊長であるハル・ムーア中佐(メル・ギブソン)を中心に必死の抵抗を続けるが、死傷者は増える一方であった。

実話をもとに映画されている作品であるが、ハル・ムーアが異常なほど人格者で理想的な人物に描かれていたので、どこまで本当なのか疑わしかった。原作者だったとは知らなかった。
前線での戦いは非常にリアリティがあって、近距離での銃撃戦は緊迫感があって凄まじかった。
ベトナム人民軍に対する描写が極めて公平で、憎悪の対象のように描かれていなかったのは好感が持てた。
また、国に残された兵士たちの家族の状況も描写されており、戦争が兵士だけでなく家族にも不幸を呼ぶものであることが伝わってきた。
良い作品だったと思います。
福福吉吉

福福吉吉