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ゲット・オン・ザ・バスのnakaのレビュー・感想・評価

ゲット・オン・ザ・バス(1996年製作の映画)
3.9
スパイク・リーなので鑑賞。1995年、ネーション・オブ・イスラムの指導者ルイス・ファラカンの「100万人の大行進」に参加するため、ツアーバスに乗り合わせた黒人男性たちの群像劇。
90年頃のラップの流行、92年ロス暴動、映画「マルコムⅩ」のヒット。94年「O・J・シンプソン事件」が背景。宗教、人種、貧富、同性愛、男女、階級、政党の対比の見せ方が秀逸。車内の会話が多いが、各事情が浮き彫りになって飽きない。世代を超えて盛り上がれる民族音楽があるのは羨ましい。
感情の激しさに共感できないのと、ラストの説教臭いのが減点。
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