うにたべたい

仮面ライダーストロンガーのうにたべたいのレビュー・感想・評価

仮面ライダーストロンガー(1975年製作の映画)
3.5
天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!
悪を倒せと俺を呼ぶ!
聞け悪人ども!俺は正義の戦士!
仮面ライダーストロンガー!!

城茂は、改造手術の失敗の末に殺害された友人の無念を晴らすため、悪の組織ブラックサタンへ潜入し、自ら進んで手術を受け電気人間に改造される。
ブラックサタンから脱走の際に、拉致され電波人間に改造されていた岬ユリ子を救い出す。
城茂は仮面ライダーストロンガーに、岬ユリ子は電波人間タックルに変身し、悪のブラックサタンを倒すため、敢然と戦い続けるのであった!

昭和ライダー5作目、仮面ライダーストロンガーの劇場版作品。第7話のブローアップ版です。
ストロンガーは元々4クール予定だったのですが、放送局の都合により全39話と予定より短く終了しました。
そのためもあって、ストロンガーの劇場版はブローアップ版の本作のみとなります。

第7話は奇械人ワニーダが登場する回で、ドライブインのマスターに憑依し、何も知らずに訪れた客にサタン虫を寄生させる作戦を展開します。
ストロンガーの各話の中では重要な回というわけでもなく、登場回の1話、改造の経緯が語られた2話ではない、7話が選ばれた理由は不明です。
また、テレビ放映版に比べると、時間が4分短縮されています。
本放送と比較しないと短縮されたのに気づかないレベルですが、7話のかの有名な迷言 「そんな事、俺が知るか!」 はカットされているのでご留意を。

序盤のストロンガーということがあり、電キックの他に、電ショットや電気マグネットなど、電気技が多数登場します。
特に終盤の電気で川の水をすべて蒸発させる展開は、電気人間ストロンガーを象徴する特徴的なシーンですね。
タックルの電波投げも炸裂し、なにげに名シーンが詰め込まれた劇場版だと思います。