【1960年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
幸田文の同名小説を市川崑監督が映画化した作品。宮沢一夫による「銀残し」の撮影手法により独特の映像美が表現されている。
特にこれといった盛り上がり…
岸恵子演じる姉のげんはもっとおしとやかなのかと勝手に想像してたが意外と気が強かった(でも弟思いな献身的で優しい姉でもあるが)
前半は特に胸糞悪いだけの継母の田中絹代だけど、見ていくうちに引き込まれ…
市川崑×岸惠子の全部のシーンがポスターになりそうなうつくしさ。
碧郎さんのガキっぽさ(よく言えば無邪気さ)ときっぷのいいげんの掛け合いは、継母の作り出す陰鬱さ雰囲気を和らげる。
家の中のシーンが…