たかすぎ

たそがれ清兵衛のたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

BS日テレでいいのやってたじゃん🎵

同じ監督作品だけど、「隠し剣~」より圧倒的にエモさと殺陣が見応えあるのが今作
武士な真田さんが観たくて、彼の殺陣が観たくて当時観に行ったっけ☺️

毎日たそがれ時に帰宅するから同僚達にあだ名つけられちゃってた清兵衛さん
いいじゃないの~、おうち第一主義·直行直帰❗️

一見、地味で無口で付き合い悪い清兵衛さん
「実は私、刀握ったら凄いんです」な武士だった
実力あるのに、よほどの事が無い限り人は斬りたくない所が銀時や抜刀斎みたいで好き
木刀軽く振ってあんなヴォンヴォンいい音出せるの凄い💪
ひょんな事から決闘する事になったけど、真剣じゃなくても木材で殺る気満々なヴォンヴォン音してたし撲殺できそうw
日頃の農作業で筋力あるよね清兵衛さん

いや、さすが殺陣上手い😆ずっと観てられる
見て、あの姿勢の良さ✨川辺での手合わせはコミカルだけどやっぱ格好いい真田さん‼️
で、強いのにめっちゃ謙虚

自分は子持ちで、もうろくした母親と実家暮らしだし、加えて借金だらけで貧しい侍だから苦労させてしまうと再婚の話を頑なに辞退する
確かにそりゃ不良物件だ🤔
川にゴロゴロと放流されてく貧困百姓の死体が幕末の時代を物語る

貧困格差の中、日本の伝統的な風景も楽しめたよ🎵
獅子舞とかひょっとこ躍りとかね
私も獅子舞が家に来た時は怖かったなぁ

おじの丹波哲郎が、フェミニストが怒り狂いかねない程の暴言三昧でヤバいw
今だったら炎上するね間違いなく🤫

アイツは強いと噂になったせいで、藩命で無関係な果たし合いに行く羽目になる清兵衛さん🤤
断れない社員あるある
事前の身支度をサポートしてくれるのが、清兵衛さんの幼なじみ朋江
髪を整える光景がエモい

純愛よきかな✨
死と隣り合わせになって、ようやく本音をゲロる清兵衛さんが、ピュア‼️
言われてみたい❗そんな告白を、真田広之に言われてみたい‼️‼️😆
だけど、もうろくした母親かぁ、その辺で普通は二の足踏んじゃう家庭環境w
新婚で痴呆相手ってしんどいしか無いよね実際
朋江の懐の広さを尊敬したわ
まぁ、前のDV夫よりマシだもんね彼女の場合

しかし、すれ違いで他の縁談受けちゃった朋江の告白に「やってもうたーーー😱」感全開で膝折れる清兵衛さんが切ねえです
いい人なのに星回りが残念なのよな
庭先の鶏に嗤われてる瞬間が確かにあったw🐓絶妙なタイミングで鳴くよ、鶏が

これまでずっと朋江の事を認識してたオババ様が、プツリと彼女の事を忘れてしまった😢
痴呆が進行したのか、もうあなたは他人って事を示唆しているのか?やはり姑は侮れない存在ね😏

獣のような男を相手に一騎討ち
命の取り合いの直前に飲酒
「斬るのはいつでも斬れる」
彼もまた剣豪だ、気迫が違う
理不尽な切腹を言い渡された事に抵抗して籠城している余吾膳右衛門の家庭事情もまた苦労人
境遇に共感できる部分もあって不幸話でつい話し込んでしまうんだが、気をつけて⚠️
相手は娘の遺骨食べるような不遇を静かに怒ってる狂人だもの
「武士の刀を売ってしまいました🤗」
たそがれ清兵衛、それはうっかり清兵衛だ❗️w
敵に手の内ばらしたらアカンや無いか🤫
慌てふためくくだりがちょっとまたコミカル

逃がしたい清兵衛
手合わせしたい顔色がグレーな余吾膳右衛門
ウン、意見が合わない二人だよ

本来、争わなくていい者同士が争うこの異様さよ
どうせ諸悪の根源の者達は私服肥やしてのうのうと過ごしてるんだと思うと、胸糞
長年忠義尽くして来たのにこの仕打ちで組織から始末される余吾膳右衛門がひたすら悲しい😢
勝っても微塵も嬉しくも何もない、ただただやりきれない
こっちも負傷してるのに誰もスルーかよ‼️☹️
下級武士は使い捨ての駒

やっぱりいたよ❗️縁談蹴って戻ってきてたよ泣き崩れる朋江◎

明治、戊辰戦争によりまた時代は不穏になる
その最期も観たかったなー
きっと清兵衛さんの事だから、また妙な流れに巻き込まれてたりしたんだろうな

たそがれ清兵衛は本当に不運な男であったか?
星回りこそ残念ではあったけど、私もそこは違うと思う😌
「そんな父を私は誇りに思っております」

そっから静かに流れてくるのが、井上陽水だ❗️👍️
「決められたリズム」のピアノがまた泣かせる音してた🎹
たかすぎ

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