八州雄会

たそがれ清兵衛の八州雄会のレビュー・感想・評価

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)
4.0
今なお圧倒的な人気を誇る時代小説の第一人者・藤沢周平の原作を山田洋次監督が映画化した時代劇三部作の第1弾で2002年の作品。



ネタバレになるかもですが・・・



藤沢周平は、 架空の「海坂藩」を舞台として、主に貧困下級武士を主人公とする小説を多く著しています。

その中からの3作品のストーリーを上手くミックスさせてひとつの脚本にして山田洋次がひとつの映画にしています米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートされています。

貧困下級武士が実は剣豪で、そこに淡い色恋的要素を絡めるというシナリオは三部作共通の手法です。何れも、剣の師匠は戸田先生でした。

出演者もある程度 共通しており、特に使用人(中間)の直太役は神戸浩、同僚役はいつも赤塚真人で直近の上司役は小林稔侍が演じているような気がします。役柄は異なりますが、田中泯や緒形拳、笹野高史など作品の脇役の常連です。

3作品通して観ると面白い共通点が見えました