ひよひより

たそがれ清兵衛のひよひよりのネタバレレビュー・内容・結末

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

かなり好き!!!

たまたまテレビでやってたので見た。
真田広之さん、素敵だ……惚れ惚れしてしまった。
そして田中泯さんの存在感、凄くある。これがデビュー?らしい。

内容としては、長く病を患っていた奥さんが亡くなって、残ったのは借金と、痴呆の進んだ母と、幼い娘二人。飲みに行く事もせず、家に帰ると内職をして稼ぐ。休みの日には畑仕事。
身なりにも気を使えなくなり、とうとう怒られる始末。
遊びに行かずたそがれ時には帰ってしまうから、「たそがれ清兵衛」と呼ばれている。それでも、「幸せだ」と言って叔父から薦められた縁談も断る主人公。
ある日、幼なじみのトモエと再会した事で生活に変化が訪れる……というような話。

謙虚で、不器用なほど真面目で真っ直ぐ。この時代の男性像とはかけ離れたような実直な侍だった。
個人的には最後の果たし合いに向かう前のトモエさんとの会話が泣けました。
トモエさんと無事結婚できたようで良かった。3年後なくなってしまうけど、娘さんの独白で「父は幸せだった」と告げられるのがなんとも言えず涙がほろり。
なんだか胸がきゅっとなる、切ないような暖かいような不思議な余韻が残りました。

真田広之さんが素敵すぎたので他の作品も見てみようかなーと思います。あと山田洋次監督の作品も気になるやつがいくつかあった!チェックしてみよう。
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