ぼびっと

黒い家のぼびっとのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
2.7
原作があまりにも背筋粟立つ素晴らしい内容だったので、期待して映画版を観たのですが…この映画版は原作を読んだ方にはおすすめしません。

所々、場面が意図不明の効果でぶつ切りになる為、折角の恐怖が半減し、イライラしてしまうのが残念でした。

ただ皆さんも仰られているように、大竹しのぶさんと西村さんの演技は特筆ものの怖さ!あんな怪演はなかなか見られませんし、大竹さんの終盤の名言はかなりインパクト大な上、こんな台詞あったっけ…?という困惑だけでなく、腹筋も鍛えてくれると思いますので、興味がある方は是非!

序盤の、主人公の客先へのお宅訪問のシーンだけはかなり怖かったです。怪奇現象や怪物よりも、人間が一番怖いと思わされる映画です。