ぶるーべりー

黒い家のぶるーべりーのレビュー・感想・評価

黒い家(1999年製作の映画)
3.5
『毎日保険会社に居てろくでもない人間に会ってみろ、君だって…』

息子の死亡保険金を受け取ろうとする男が怪しい、調査員は詐欺を疑うが…。
20年以上前の映画だけど内容は鮮烈でした!
かなり血は出るし多少グロかったり気持ち悪かったりするのでご注意ください😅

前半は緩やかだけどショーパブで暴力の存在を匂わされてから展開が加速します。
いつも通りの景色に不快なノイズが響き、照明までサイケな色合いを帯びてくる。
日常の中に潜む非日常、ならば見る側の内面に潜むものはどうかと問いかけられる気持ちになりました。

原作も昔読みましたが終盤はかなり脚色されていました。
元々のメッセージ性は薄れてしまってたけど映像的に面白いように頑張ってるのは伝わって来たのでまぁこれはこれで…!
不満点を挙げるならタイトルになってるのに「家」の存在感が薄いことですね。
ここは原作通り家の不気味さを前面に出して欲しかったところです。
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