小堺一機とさんまの映画対談を観て、さんまが、昔リアルな黒い家で暮らしていたと言う笑いを交えた話を聞き、久しぶりに鑑賞も、笑えない内容なだけに背筋が凍った。
保険会社に勤めるまじめな男性とサイコパスの保険契約者とのヤバすぎるストーリーは、余りにもえげつなく、観ていてワクワクしてしまった。初めて見た時はまさかのサイコパス設定と、ストーリーが進めば進む程怖さが増していく展開に身の毛のよだつ思いが。昔物静かな奴が、急にキレた事を思い出したが、そんな内に秘めた狂気とギャップの恐ろしさを存分に楽しめる作品だった。
本作は、大物演技派キャストもありとても楽しめるが、なんと言っても西村雅彦と大竹しのぶの怪演による素晴らしさに尽きると思えた。ラストの 乳しゃぶれ は、恐ろしかった！
人の狂気と、現実社会の怖さを、シュールに、且つ上手くミックスさせた展開か恐怖を倍増させていて、とても興味深く楽しめた作品は、序盤の静かな不気味さと、終盤の畳み掛ける様に襲う恐怖が兎に角最高！グロ苦手な人だと少しきついかも。
