モフモフモサモサ

ヴィナス戦記のモフモフモサモサのレビュー・感想・評価

ヴィナス戦記(1989年製作の映画)
3.2
祝🎊、
安彦良和監督の最新作品「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」公開。
やたっ!👍

閑話休題。

本作は公開時劇場にて鑑賞。確か高校生くらい。最近見直しました。
当時、安彦監督自身が描いた原作漫画も持ってました。4巻まで出てましたが後味悪い(確か未完)。なつかしー。

雑なあらすじはテラフォーミングされた金星で戦争に巻き込まれた若者たちのお話。

そして本編。
今見ても大丈夫な驚異の作画。スゴー。
そして何気なくostが久石譲氏。
主題歌が柳ジョージ氏の明日への風(良い歌)。

但しそこまで。
なんかなぁの部分を2つ抜粋。

実験的に実写とアニメの融合をほんの一部試みてますが(ボンフリー号か!)、見事に融合してません。むしろ分離してるの水と油みたいに。失敗かと。その場面は一部ながら全体に影響するほど尾を引く感じ。

登場人物に感情移入できない。特にメインのスーザン・ソマーズという女性がね。色々引っ掻き回して心折れて故郷(地球)に帰るもエンドロールにて、出世して同僚に週末どこ行くのって聞かれたら「ヴィナス。友達がいるの」って。いやいやいやいや、いつ誰と友達になったの?って感じ。伝わんないな。

でもエモい場面もあって2つ抜粋。

重戦車VS巨大クレーン。ガチンコ。クレーンの腕で重戦車を横から上からぶっ飛ばすの。ナニソレですが、なんかすごいんですよ。

エンドロールへ暗転するその一瞬(主題歌のサビが流れるとこ)。

面白くなりそうだったんだけどなぁ。なんか物足らないのでした。