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ヴィナス戦記のkakukoのレビュー・感想・評価

ヴィナス戦記(1989年製作の映画)
3.9
金星での戦争の話自体もおもろいんだけど、音楽監督久石譲様でグッと面白くなってる気がするというか、なってる。
巨大な飛行機、重戦車ががイオの街に接近して奇襲仕掛けてくるところの音楽がすごかったな、迫力が増すな。
挿入歌がまた良いですね。
若いと力と嘘を見ると無性に腹が立つ。
親父はなぜ戦車を倒そうと思ったのか。
戦争という大義があれば殺しも容認される。
戦争という流れに流されるウィルと反発するヒロ。
戦争に参加しないなんて意気地なしと罵られるヒロ、スーザン若い、青すぎるな、めっちゃ嫌いになったわここで。
スタジアム占領中の重戦車襲撃のアツさ、反撃の狼煙って感じがたまらん。
スタジアム備え付けのショベルで抵抗するところ力入りました。
「生きてりゃきっと良いことある」っておっちゃんが必死に止めに入っていくのグッときました。
仲間の死。
マギーとめっちゃ良いところでお父さん帰ってくるし、お父さん不良全否定しててキレて帰るヒロ、マギーの心。
カーツとの一対一のレースアツい、先にゴールするのが条件だけど、背後をとって機銃攻撃するの大胆。
ゴール手前でクラッシュタイヤだけゴールという粋な決着。
自分1人残って仲間はイオへ帰るとか、お前らほんまにそれでええんか、残るっていう奴おらんのか。
敵司令官もプライドが邪魔をして引くところで引けなかった落ち度。
銃の安全装置を外さないまま構えて撃っちゃうスーザンダサすぎる。
安全装置を外して石造を撃って粉々にして、弾が無くなった銃をスーザンの頭に撃つ真似をする司令官洒落てる。
レースのクラッシュシーンや戦車や戦闘機が爆発炎上するアニメーションの気合い。
実写とアニメを融合させてて挑戦的。
光る背景にたくさん並んでいる人の列の中からマギーを探すシーン良かった。
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