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太陽と月に背いてのkinakoのレビュー・感想・評価

太陽と月に背いて(1995年製作の映画)
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詩人ランボーとヴェルレールの出会いから別れを描いた作品。ディカプリオがなんと瑞々しい事・・。それでいて犬の鳴き声をやったり、涎を垂らしたりときちっと汚れ役もやってのけるからいい。映画を見てみるとヴェルレールは優柔不断な駄目男だと改めて思う。彼も詩の才能はあったけど、凡人の中の天才という感じで、ランボーみたいな底なしの天才ではないのよね。前半のランボーの奇行ぶりが霞む位、堕ちていくヴェルレールよ・・。ヴァイオリンを中心とした音楽で、更に映画の中に浸る事ができた。それにしてもレオに髭はあわないね。
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