私に映画を観る時間をください

太陽と月に背いての私に映画を観る時間をくださいのレビュー・感想・評価

太陽と月に背いて(1995年製作の映画)
4.0
性格的にも環境的にも素直に愛している一緒にいたいと言い合えなかった2人の愛の物語。
Amazonで法外な価格で販売されていたDVDを欲を抑えきれずに購入したが、買って正解。
これからも何度も観返し、その度にわかること感じることが増えていく予感がする。
「君の名前で僕を呼んで」のように美しい映画では決してないが、求め合う2人の感情の複雑さや切なさの伝わり方はこちらの方がはるかに強かった。
この作品のディカプリオは確かに美しいが、私はドント・ルック・アップの冴えない天文学者のディカプリオも好きだなと思う。J.エドガーはちょっとアレだったけど。
DV気質で女々しくてハゲた狂詩人ヴェルレーヌを演じたデヴィット・シューリスも見事。
文句のつけようがないので満点でと言いたいところだけど、この極上品を観たいのに観られない方が多い状況にマイナス1点。