シンタロー

センチネルのシンタローのレビュー・感想・評価

センチネル(1977年製作の映画)
3.8
ニューヨークのファッションモデル、アリソンは弁護士の恋人マイケルと同棲しているが、ある過去の出来事から結婚に躊躇していた。父が急死しボルチモアの実家に帰ったアリソンは、トラウマになっている父との過去がフラッシュバック。気持ちの整理をつけようとアパートで一人暮らしを始める。家具付き格安のクラシカルな物件を気に入ったアリソンだったが、何故か最上階の窓辺には常に盲目の神父が不気味に佇んでいた。その頃から心身共に変調をきたすようになり…。
ホラー好きの友人のオススメで鑑賞。「ローズマリーの赤ちゃん」「エクソシスト」の影響を強く感じさせるオカルトホラーで、金曜ロードショーでも放映したらしいけど…実在のフリークスをこれでもかと大量投入する衝撃のクライマックス!!こんなのよく地上波で流せたなぁ。エログロも強烈で、特に1階に住むレズビアンカップル…突然ヒロインの前でおっぱじめる変態ぶり!カニバリズムまでやらかす地獄絵図!ヒロインの親父の乱交&亡霊シーン…ネコちゃんとインコの…もソレいいのかって感じ。宗教的描写もなかなか乱暴で、各方面から問題視されなかったのか、心配になってしまう…現代なら絶対ムリでしょ。合わない人には拒絶されそうだけど、個人的には好きな世界観で、かなり楽しめました。
とんでもないことになるヒロインにクリスティナ・レインズ。リンダ・フィオレンティーノとメグ・ティリーをたしたような雰囲気の個性派。芝居は微妙だけど、とても頑張ってるのが伝わります。相手役はスーザン・サランドンの元夫でも知られるクリス・サランドン。ホラー好きならお馴染みですね。顔もスタイルもバツグンにイケてると思いますが、整いすぎてて引っかかりがないのかな…B級止まりでした。その他、エヴァ・ガードナー、バージェス・メレディス、イーライ・ウォラック等々、ムダに?豪華過ぎる助演陣で、結構お金かかってそう。若手時代のクリストファー・ウォーケンやジェフ・ゴールドブラムも出演していて、意外な見どころとして楽しめます。
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