大いなる休暇の油淋鶏大盛りのレビュー・感想・評価

皆が幸せだったらそれでいいじゃないの、なんていう考えが併せ持つ罪深さと無責任さ。それが、どうも喉に引っかかった魚の小骨のような感じで、あまりうまく飲み込めなかった。
ヒューマンコメディに一括りにされるのとは、少し違うような気がするし、寓話性があって静かに説法を聞いているような、もしくは静かな告発性があるとでもいうのか、ちょっと不穏な感じを受けるからなのか。