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アンデルセン物語のSEIJISANのレビュー・感想・評価

アンデルセン物語(1968年製作の映画)
2.0
「文部省推薦」の文字がいきなり表示されて映画が始まる。その時に嫌な予感がしました。文部省(今なら文部科学省)が推薦する映画って「可もなく不可もなし。良い子の映画」が多いので。その予感は的中しました。童話作家として有名なアンデルセンさんの幼少期を思いっきりフィクションで描いたのが本作。妖精のオーレおじさんがアンデルセンに不思議な力で世話を焼いてくれるのだけど、オーレおじさんが本当に「おじさんの風貌」で可愛くも何ともないキャラクターデザイン。声は高島忠夫さんで優しい感じで良かったけど。物語はアンデルセンがバレエを観に行きたいけどお金がないよというのを主軸にミュージカル風に歌って踊ってのシーンが続く。歌って踊ってばかりなのでなかなか物語が進まない。終了20分前になって一気に動く。恐らく「日本版メリー・ポピンズ」がやりたかったのだろうけど...。絵柄は好きですけど作品としてはイマイチでした。
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