そういえばXmasだし東映によるファンタジーアニメーションを。夢がある。Xmasにどうぞ。こんな名ファンタジーがmark4…東映公式チャンネルはこれ公開して…
“私の一生は一編の童話であった”という言葉から着想されたアンデルセンの伝記ミュージカル。アンデルセンの童話世界に素晴らしいイマジネーションを与えるアニメーション。
また宇野誠一郎と井上ひさしの曲がそのイマジネーションとマッチして最高。やっぱりちゃんと日本語センスのある人の和製ミュージカルは見事なもの。翻訳された日本語ミュージカルは苦手だけど、井上ひさしと阿久悠の東映アニメーションミュージカルは偉大だ。それにしてもコミカルなものもファンタジックなものも…宇野誠一郎はどんだけ多様な曲調を作れるんだ。
アンデルセン自身を主人公にした映画では“アンデルセン物語”('52)も良ファンタジーですが、今作のイマジネーションも言うことなし。トリックスターのオーレおじさんに私も会いたい。アンデルセン童話の数々が出てくる劇中のファンタジックな演出が柔らかくて本当にすてき。東映アニメーションが徐々にディズニーとは違うオリジナリティを出してきてとても好ましい。