ゴシちゃん

真夜中の招待状のゴシちゃんのレビュー・感想・評価

真夜中の招待状(1981年製作の映画)
2.9
名作『砂の器』の野村監督作品ですので期待が高まります。
小林麻美のDVDジャケットから現代的なミステリーサスペンスを予想してましたが…

ヒロインの婚約者の兄弟が次々に謎の蒸発。今度は自分が蒸発するんじゃないかと不安でウツになる婚約者。ヒロインは婚約者を心配し精神科医に相談、精神科医と共に婚約者兄弟の蒸発の謎を追うこととなります。

映像と音響効果の古臭さい感じに眼をつぶればなかなかの導入部でしたが、そこから映画はなんだかオカルトホラーっぽくなったり。旅情サスペンスになったり。東海村の原子力研究所が出てきて社会派かと思いきや、オドロオドロしい『八つ墓村』のような怨念のドラマになったり。

最初の方にあった伏線が回収されてエンディングとなるのですが、最後にヒロインは思いっきりトレンディードラマしているし、なんだか趣味の悪いゴッタ煮でトンデモの展開の連続です。もう笑って楽しむしかありません。

まさしく、なんじゃこりゃ〜でした。
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