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ペルセポリスのBaadのレビュー・感想・評価

ペルセポリス(2007年製作の映画)
3.7
イスラム革命前後の特権階級に近い豊かなイラン人家族の日常や考え方を知ることが出来るという意味では貴重な映画。

子供の頃の主人公マルジの恐れや夢を表現したアニメーションがファンタジックで素敵でした。

ただ、カンヌで賞を撮るほどのものかと言うと、後半一寸描写が単調に感じられただけに???です。

(2008/1/20記 劇場鑑賞)

まだイランの映像作家の作品がイラン映画として日本にたくさん届いている頃に書いた感想なので、描写的に、ジャンルは違うと言えどそれらに比べるとクオリティーが低く感じ、こういう感想になったのですが、今のイランの状況を見ると内側から見た歴史証言としてとても価値のある映画になっていると思います。

作品としては『チキンとプラム』のほうが私は好きですが・・・
(2022/12/13追記)
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