映画作品においては「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねぇ」説はわりと信頼性が高い気がしているわたくしですので、フリードキンの「エクソシスト」を超えることはできないであろうという想定のもと、「2」作目以降は見たことがなかったのですが……うん、まあ「2」はなかったことにしようか…？
バジェットが増えたかわりにドラマ性が落ちてなぜかトンデモSFイナゴ映画になってしまった。さらに「1」の本筋でもあった、「悪魔は誰にでも取り憑き、神に見捨てられたと人間を絶望させる」という恐怖の根源をあっさり捨て去って、リーガンを「特別な存在」にさせてしまったのも少々がっかり。精神感応装置もアフリカのシーンもコントにしか見えず……残念。ただ、前作から続投のキャストが多いのはよかった。
