トム・ハンクス主演の恋愛ドラマ。
未見作をデビュー作から順に見ているが、これが初の非コメディの二枚目仕事だろうな。
第二次大戦下、文化と宗教の違いを乗り越える男女のメロドラマ的。
戦争が背景にあるがあくまで背景で戦争そのものの描写なし。なのであまり戦争中という感じはしない。
メイン二人の属性ととりまく環境がややこしい。
トム・ハンクスが演じるのはイギリス軍にいるアメリカ人、負傷してエルサレムで回復中。父がプロテスタントの牧師。
クリスティーナ・マルシラックが演じるサラはスペイン系(イベリア系)ユダヤ人。冒頭でスペインから追放された歴史が簡単に説明されてた。ラテン系の言語を話すのはそのせい。
愛があれば障害は乗り越えられるって話だが、あの後がまだまだ困難あると思う。
戦争が終わってどうか幸せになっておくれ。
障害のある恋愛の王道的ストーリーだったが、物語の設定上ユダヤ人の歴史の一端を知ることができたのでよかった。