Ryan

ゴースト・ドッグのRyanのレビュー・感想・評価

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)
3.0
サムライよりニンジャ


ストーリー
武士道精神を説いた書物「葉隠」を愛読するNYの殺し屋ゴースト・ドッグと年老いたイタリア系マフィアとの対決を描く。



主演 フォレスト・ウィテカー
監督 ジム・ジャームッシュ



ジムジャームッシュと相変わらず相性が悪い。
面白いと1度も思えなかったし長くすら感じた。
やってる事は三島由紀夫に近くて憧れ的観点から生まれる時、生まれた場所を間違えた人間の物語だと思っている。

冷静になって考えると刀を鞘に収めるかの様に銃を収めるはダサい。あの銃の抜き方や収め方はダサすぎる。
日本人が映画で西洋文化のマネをすると安っぽくダサくなるのと同じ現象。
それをジャームッシュ的オフビートで気づけないようにしてるい。

物語も"サムライ"に固執するのに主従関係が見えず、勝手にサムライになったとしてもそれはサムライではないような?どちらかと言うと心得や心情に近い。 
だからこそあのラストなのは納得だし最初からあのラストしかないだろうなと。

パケ写のイメージ通りの世界観であった。
Ryan

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