このレビューはネタバレを含みます
川端康成の原作と比較すると、当時の身分差がより強調されている気がする。三浦友和が2階から中山仁(加藤剛かと思ってた)に金包みを投げ渡す場面は特に高低差が視覚的に示されており顕著だ。
また、宴会の席…
踊り子と書生の交差することのない(少ない)視線で好意を表現していたのが良かった
山口百恵のあどけない演技が魅力的で印象的だが、書生役の三浦友和は両親が死別しており、その荒んでいる孤独な心があまり表…
1974年につくられた西河克己監督作品。伊豆の山道を旅する学生が出会ったのは旅芸人の一座で……。すっごく久しぶりに見るわぁ、吉永小百合だったよなぁと思ったら山口百恵でした、初の主演作だそうですね。西…
>>続きを読むおススメ度☆☆☆☆☆
82分でサクッと見れる爽やかな恋愛劇。ありがちなあざとい表現に頼らず、繊細な情感で強い感情移入を促すドラマ運びは見事。原作のネームバリューに全く引けを取らない実写化作品のお手本…
クールに歌う山口百恵ばかりを見ていたので、初めて見る無邪気な、はにかんでいる表情に見惚れてしまった。
小説を読んだときにはあまり感じ取れなかった切なさや残酷なところがよく表現されていて胸が締め付け…