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伊豆の踊子のkazu1961のレビュー・感想・評価

伊豆の踊子(1974年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-263 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋とても懐かしく鑑賞!!中坊の頃リアルタイムで本作を観て、涙を流した記憶がまざまざと蘇りました(純情!!)。当時のアイドル山口百恵の初主演作なことと、ここから数々の映画でコンビを組んでいった三浦友和との共演だったことからめちゃくちゃ話題になりました。まさかこの後結婚まで行くなんて。。。

🖋川端康成による同名小説の6度目の映画化になります。有名なところでは本作以前に美空ひばりや吉永小百合主演の作品もありました。西河克巳監督は1963年に吉永小百合版を撮っていることもあり、思い入れ強くかつ安定した作品になっています。当時はクオリティが高いと評価もありクリーンヒットしたんですね。

🖋個人的にも吉永小百合の『伊豆の踊子』も好きですが、6度の映画化の中では本作が一番。それはやっぱり山口百恵の初々しさ、素直さが際立っているのに、やっぱり存在感を感じる、そんな所が本作の一番の魅力になっていると思います。竹竿を書生さん(三浦友和)に持っていくシーンなんかはとても微笑ましいですね。

🖋そして映画的にはエンディング、ラスト描写に身分が超えられない時代の辛さが凝縮していて凄い!!と思いました。今の時代にはない、やはり川端康成ならではの純愛ですよね。

😢Story:(参考: allcinema)
時は大正末期。伊豆を旅する一高生の川島は、天城の街道で旅芸人一座と出会う。一座は栄吉、栄吉の妻千代子、千代子の母のぶ、雇い娘の百合子、そして栄吉の妹薫という顔ぶれで、彼らは温泉宿などの客を相手に芸事をしながら生計を立てていた。川島は薫の無邪気さに癒され、薫もまた川島に惹かれ始めていくのだが、若い2人の行く先には切ない別れが迫っていた…。

🔸Database🔸
・邦題 :『伊豆の踊子(1974)』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1974
・日本公開 : 1974/12/28
・上映時間 : 82分
・受賞 : ※※※
・監督 : 西河 克己
・脚本 : 若杉光夫
・原作 : 川端康成
・撮影 : 萩原憲司
・音楽 : 高田弘
・出演 : 山口百恵、三浦友和、中山仁、佐藤友美、石川さゆり、浦辺粂子

🔸Overview (参考:Wikipedia )🔸
川端康成原作『伊豆の踊子』の六度目の映画化で一高生と旅芸人の踊子との心のふれあいを描いた青春映画。脚本は「娘たちは風にむかって」の若杉光夫、監督は「夜の牝 年上の女」の西河克己、撮影は「妹」の萩原憲治がそれぞれ担当。
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