西川克己監督作品!
日本映画名作選11
川端康成原作で6度も映画化されている名作。
百恵友和コンビが誕生することにもなった作品(^^)
原作は学生の頃ちょろっと齧った程度。
学生の川島(友和)は天城峠を越えて下田に向かう旅芸人の一座に出会い一緒に旅することに。
一座の娘かおる(百恵)との出会い、淡い恋心の様な感情が芽生える…
原作に1番忠実な作品ということですが、川端康成の体験をもとに当時の旅芸人に対する差別的な視点が描かれていて、『大地の子守唄』や『あゝ野麦峠』のように70年代の女性の生きづらさを描いている作品になっている。
幼馴染を演じた石川さゆりさんも悲惨な役だが、ラストのショットで描かれる、かおるのその後の人生を思い浮かべるとなんとも悲しみに溢れて絶望感が半端ない…
とはいえ、2人のコンビ作品を久しぶりに観れて懐かしかった笑😊
川島の心情・状況を語るナレーション。
こんな若い時から友和さんは落ち着いた雰囲気語り口だったのかと思ったが、宇野重吉さんでした笑
良か映画!