初めての鑑賞です。公開当時から山口百恵主演で話題になったので知ってはいましたが鑑賞は初めてです。実に公開から49年経っての初鑑賞になりました。
原作の「伊豆の踊り子」自体が純文学で派手な内容ではないので、登場人物の内面を考えながら鑑賞すべき作品ですが、派手派手の現代映画に毒された自分にはどうしても物足りなく感じてしまいました。
多分私以外の人も同様に感じると思います。がしかし、山口百恵ファンにとっては違う感じがあったかも知れないですね。彼女のファンならアイドル映画としての楽しみ方もあるかも知れないです。ただ、ひとつの作品として見るとやはり物足りなさは感じてしまいます。
原作の影響だと思いますが、何ともやるせなささが残る作品でした。
三浦友和が絵に描いたような男前なのと、中山仁の演技派かつ個性の存在感が妙に心に残る作品でした。