ストーリーは単なるメロドラマ風任侠映画なんだけれど、変な間のある編集や重要な人物を声だけ登場させるなど歌舞いた映像表現が随所であらわれて摩訶不思議な鈴木清順ワールドとなって妙な面白さを醸し出す。でも…
>>続きを読むデビューから数十本を撮った監督が、作品全体のコントロールに必要な権力と自我を手中にしつつある、といった趣。
いわゆる日活アイドルアクション作品群の中でも「キラリと光る手腕」を確認可能といったレベルか…
主役に対して感情移入できない。二枚目なだけで、特に魅力的な要素がなく、、何より、眉毛がキモい。
話も終始ウダウダしてて、何をしているのかよくわからない。
終盤、ふすまが倒れて画面が赤色になったところ…
ストーリーがあってないような、いや、ほとんどないのだけど。だから、東映任侠もののようなカタルシスはまったくない。
話はうだうだしていてちっとも解決せず、同じところを彷徨い続けている。どこかの方向を目…
このレビューはネタバレを含みます
小林旭が25才。若くて男前。でも、小林旭の眉毛のメイクとピクピクする表情がコントにしか見えない(笑)突然、恋に落ちる2人。敵組の2人を斬りつけるシーンも緊張感なし。最後は牢獄の中でおしまい。今観ると…
>>続きを読む男が斬られ真白な障子に倒れ込む、障子が外れた外の景色は一面真っ赤な背景。切り返した次のカットが、闇に降る真白な豪雪。鈴木清順監督らしき原色の畳み掛けにニヤリとしたが、全体的には清順監督らしいアバンギ…
>>続きを読む任侠ものといえば健さんとか藤純子の東映が基本なんで、ちと趣の違う日活は若干の違和感あったが、ラストの賭場のシーンの赤や白を基調としたビビッドな色彩感覚や照明は、リアルタイムで観た「ツィゴイネルワイゼ…
>>続きを読む