フレームの隅々にまで神経が行き届いている。キャメラのアングルやポジションはさることながら、セットの構図や置き物の配置、さらには色彩の鮮やかさに神経質なまでの美学を感じた。
それから、シネスコの広大な…
清順初の任侠映画。野口博志監督「地底の歌」のリメイク。
小林旭が撮影初日に西郷隆盛のような太い眉毛を描いてきたので「ああ、あ奴がやるなら俺もやろう」となったらしい。恐るべし!確信犯の清順!
ファース…
しきしまの
大和男子の
行く道は
赤き着物か
白き着物か
やくざ映画は実録物から入ったので任侠物はあまり観てこなかったんだけど、なかなかいいね。
鈴木清順のオシャレな演出によるところもあるかもしれ…
原作、平林たい子。
小林旭の仁義をめぐる「葛藤」が極彩色に彩られた作品。変な映画だが、妙に生きる活力を与えてくれる。縁側から斜め奥に見える焚火を捉えたラストショットはアピチャッポン作品を思わせる。
…
どこに向かってるのかよくわからない話がポンポン進む前半の方が、エモーションをじっくり見せようとする後半より好きだけど、やっぱり全部良いんだよなー
広角の画面と平行に伸びる壁の前で演じられる芝居、幻…
凝った構図の連続。殺陣、博打シーンの外連味は間違いない。特に花札をやりながら寿司を食うところ、見てて恍惚としてしまった。いい面構えの人しか出てこない。小林旭すげーー。野呂圭介は毎度のことながらの演技…
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