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関東無宿のHKのレビュー・感想・評価

関東無宿(1963年製作の映画)
3.5
清順初の任侠映画だが、のっけから女子高生たちの女子トークで意表を付く。まあ、清順の映画を観ていて、意表を付かれないことの方が少ないのだが。そしてあっと言う間に中原早苗は売られて、なんの話?と思っていたら障子がバタン!真っ赤!という調子で油断出来ないが、その後雪の中を小林旭が歩く場面では赤い雪を降らせようと目論んでいたという。それは会社に止められるが、蛇足じゃないか?と思っていたラストはその会社の意向で付けられた本当の蛇足だった。しかし、まさか醤油とは・・・あれは実際にあるテクニックなのかなあ。まさかね。
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