線路の前で(といってもスクリーン・プロセスによる合成だが)学校をさぼったセーラー服姿の3人の女性たちが侠客に思いを巡らす。そのうちの1人は身内にヤクザがいて、もう1人は仁侠の世界に狂信的に憧れを抱…
>>続きを読む任侠ものといえば健さんとか藤純子の東映が基本なんで、ちと趣の違う日活は若干の違和感あったが、ラストの賭場のシーンの赤や白を基調としたビビッドな色彩感覚や照明は、リアルタイムで観た「ツィゴイネルワイゼ…
>>続きを読む「敷島の大和男子の逝く径は赤き着物か白き着物か」
鈴木清順監督の描く、舞台的演出や博打シーンの迫力が凄まじい。
おかる八の潰れた耳、寿司を触った手で扱う花札、暑苦しい表情、鏡として用いられるアイテム…
アキラの色気がすごい。
鈴木清順の色彩美も現在だし、中盤まで、緊張感のあるシーンの連続で満足。
ただ後半、松原智恵子が存在感を失って、最後まで出てこないのが気になったし、終盤の展開は魅力を感じなか…