カレス

リリィ、はちみつ色の秘密のカレスのレビュー・感想・評価

リリィ、はちみつ色の秘密(2008年製作の映画)
3.9
IMDb 7.2
吹替版
青春ドラマ

原作は女性作家スー・モンク・キッド2005年の「リリィ、はちみつ色の夏」

原作は読んでないけど(2024/4月追記:数ヶ月前に読みました。乗りきれず時間かかったけど、いまだに頭のどこかに物語が漂っています)、この映画を見る前に出版社のレビューを読んだ。映画を見た感想は、たぶん原作の良さが生かされていない。
養蜂の森に広がりが感じられないし、登場人物の内面は推測はできるけど、感情移入するほどでもない。要所要所ではオリジナル音声も聞いたが、演技や吹替が至らないのではなく映画の作りそのものに問題があると思う。リリィが突然泣き出したとして、泣く理由は分かるけどそれまでに彼女の心情の説明や描写が足りなかったんだと思う。

それでも14歳のダコタ・ファニングには春の新緑のようなエネルギーを感じる。これまで知っているのは「宇宙戦争」のわめき声だけだったけど、今では一流の女優になったものだと感心する。

物語終盤には父親が再び登場するが、2人の葛藤するシーンに妙なリアリティを感じた。出番は少ないが、暴力を振るい娘を愛する矛盾する父親像に無理がなかった。親子ともキレイなブルーの瞳が印象的だった。

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