ストーカー(シャールクカーン)に夫を殺され、姉と娘の命までをも奪われたスチュワーデスのシヴァーニー(マードゥリー)。
怒りに燃える彼女が、そのストーカーに壮絶な復讐を…
近年、世界中の注目を集めるボリウッド映画。
しかし!!約20年前にとんでもない映画が作られていた!
尺は170分、躍りに歌も散りばめられており、今のボリウッド映画とそんな変わりません。
でも、本作は前半はコメディ、中盤はサイコサスペンス、後半は復讐ホラー(苦笑)と、観るものを置いてけぼりにする超ぶっ飛び映画(T_T)
あまりに凄惨な内容のため製作国のインドで上映禁止に(^^;
日本での予告編の宣伝文句が、
「女・神・発・狂」
「インド各地で上映禁止!失神者続出!暴動寸前!!」という凄まじいもの(笑)
前半は金持ちのボンボン(シャー)が美人スッチーのシヴァーニーに一目惚れする様子をコミカルに描きます。
まあラブコメです(^^)
30分後、シヴァーニーが別の男性パイロットと結婚し、ようやくオープニングタイトルが(笑)前振りながっ!
そこからボンボンはストーカーとなり、嫌がらせを…
中盤以降、かなりヘビーなド鬱展開&不愉快内容のため、ギブアップする人も…
簡単にネタバレしますと、ボンボンに夫を殺されるも、ボンボンは金の力で警察や裁判所を手なづけ無罪。逆にシヴァーニーがボンボン殺害未遂の濡れ衣で刑務所に送られます…
一人娘を姉に預けるも、姉の亭主がクズで追い出され姉も娘もボンボンのせいで死亡…
刑務所でも色々あり、あまりに悲惨すぎて観ていられません(T_T)
所々、コメディになるのはご愛敬(笑)
全てを失ったシヴァーニーが、クズどもを一人ずつ血祭りに上げていくのですが…
想像もつかないドンデン返しも待ってますが(^^;
シヴァーニー役のマードゥリーはインドの大スターでとんでもない美人(^^)
喜怒哀楽の表情がうまく、前半の愛らしい笑顔が後半、復讐鬼なったときの表情は圧巻!!
また登場する男性が全てクズと、インドの男尊女卑の社会批判も込められてるかも。
特にボンボンストーカー役のシャー・ルク・カーンのキチ○イ悪役っぷりは異常(゜ロ゜;
当時、「最優秀賞男性悪役賞」みたいなのを授賞したほど(^^;
不愉快の極北です。
内容は好事家向けのぶっ飛び!!で、DVDは廃盤1万円越え…完全カルト化。
観るにはアルバトロスの再販が必要ですが、がんばって再版とレンタルしてほしいですね♪
誰も借りないけど(^^;
余談ですがDVDには素敵な吹き替えがついてます(^^)
アルバトロス、グッジョブ( ̄▽ ̄)b