夜眠る、夢を見るという営みは、水の底に沈んでゆくことと似ている。果たして底につくのか、浮かび上がる保証はあるのか、やがては天地の感覚さえも不確かで、しかし逃れ難い。
この映画でも、夢と水が結びつく…
やっぱり捕まえたと思ったら逃げていっちゃうんだよなー。でもそこに惹かれていく。
生死、男女、明暗、そして何より愛と孤独。
対となっているものたちが、相手を引き立てあっている。
お恥ずかしながら松田優…
"恋に落ちる=死"の方程式は乱暴だけど儚くて綺麗
桜のシーンと水面が魂で埋め尽くされるシーンは忘れられない
松田優作の疲労の中にある色気、そして大楠道代姐さんのむせ返るほどの色香にやられました。
…
「3度お会いし、4度目の逢瀬は恋になります。死なねばなりません、それでもお会いしたいと思うのです。」本当に素晴らしかった!美妙幽玄な清順美学の横溢。どこを止めても絵になるエロティックな構図やカットか…
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