出会い頭から虚構の世界にぶち込まれ、最後までノンストップで悪夢に引き込まれていく感覚。
『ジェイコブズ・ラダー』とか、最近だとギャスパー・ノエの『クライマックス』とかも同じような感覚を味わったかも…
鈴木清順監督の大正ロマン三部作のひとつ。
旧い日本家屋の陰影とそこに浮かび上がる女性の白い肌。この時代のエロスがよい。狐や狸に化かされているようなシュールな世界。もう現代にはこんな色気ある陰影ないの…
このレビューはネタバレを含みます
難解だった。2回続けて観た。
鬼灯とか橋とか、やっぱりテーマはそこだよなぁってなった。
小屋が壊れるシーンと鬼灯に埋もれるシーンは印象に残る。
泉鏡花さんの本は読んだことがなかったので1冊くらい…
鈴木清順監督による浪漫三部作の第二弾。
かなりの力作だ。
たまにこういう静かな雰囲気の邦画が観たくなる。
ツィゴイネルワイゼンの作風が合う人はこちらも気に入るはず。
松田優作が主演なの嬉しいね…
さっきまで目の前で話していた人がいなくなっても平然と話を続けていたり、逆にさっきまでいなかった人が、カットが変わると最初からいたように見えるといった、良い意味で気持ち悪い違和感のある編集が独特。終盤…
>>続きを読む鏡花の『陽炎座』が原作、というより鏡花文学が原案、といった趣き。
筋書きをなぞってるのは『酸漿』『星の歌舞伎』『春昼・春昼後刻』『陽炎座』ぐらい?『夜叉ヶ池』も名前だけ出てきたけど、気づかなかっただ…
浪漫三部作の中で1番意味が分からなかったけど、1番芸術点が高かった。ずっと画面の中の色合いといい構図といい諸々が最高すぎる。現実なのか夢なのか死後なのか曖昧で、なんならそのどれでもいいと思えるくらい…
>>続きを読むこの監督の頭の中どうなってんの⁈という嬉しい方の戸惑い!
ローテク感も愛おしいし笑いを狙ってるのか分からないけど、爆笑手前のとこ、わりとありましたよね
レトロ感と耽美な美しさと奇妙さに人は惹きつけ…