ツィゴイネルワイゼンから続く鈴木清順の独特な世界観。
独特すぎて唯一無二の映画だった。観ていてふわふわする、不思議な映画。
映像を楽しんで内容は理解できなかった。
この頃にはもう松田優作は原田芳雄と…
何だか分からなくて二回観た。観賞後残ったのは、凄いものを観たなあという印象。身なりや所作も含めたイネと品子の美しさ、漂う妖気、玉脇の不気味さ、そして摩訶不思議な大正ロマン。松崎と同じく、(それよりも…
>>続きを読む面白いです!ただただ面白いです!
鈴木清順の脳から吐き出された映像の数々に目を見張らんばかりです。アフレコがまた不思議な効果を産んでいて、その雰囲気に引き込まれてしまいますし、画面の切り替わりとかい…
ツィゴイネルワイゼンが少しポップになったような映画。生きている女と死んだ女の情念のなかで優作の魂が揺れて引き込まれていく。鈴木清順の映画は生きている人と死んだ人が同列で描かれるから面白い。生死で優劣…
>>続きを読む脚本のベースは泉鏡花の「春昼」と「春昼後刻」より。「陽炎座」からはモチーフのみ借用という程度かな。陽炎座だけじゃロマンスにはならないもんね。
松田優作と大楠道代の絡みのシーンは、まぁちゃちぃと言え…
圧倒的ビジュアルセンスにやられっぱなし。
日本女の、恨み辛みをたたえ控えめにかつ強かに浮世に居座る魂の描写は、ホラーもので「怖がらせるもの」として道具化してしまった「幽霊」の本来の姿を映している様に…